保護者からのお便り

4年生と1年生の兄弟の保護者より

4年生の兄が道場に通い始めて3年になりますが、初めは何をやっていいか分からずぼーっとすることが多い子供でした。

暫くすると色々な学年の生徒さん達と交流するようになり、人との付き合い方を少しずつ学び始めました。

大会などに参加した時は、他の道場の子供達と競い合うという経験が新鮮だったようで、何か目標に向かって頑張るという感覚を少し身につけてくれたように思います。

また、帯の色が変わることによる達成感も感じてくれているようです。

弟は、年長半ばから通い始め1年になりますが、人見知りが強く、幼稚園・小学校でも皆の輪の中に入るのが大変苦手な子供でした。

入門し日が経つにつれ、徐々に道場の雰囲気に染んでゆき、お兄さん達との交流を通して自分というものを出せるようになってきたと思います。

今ではすっかりお兄さん達になつき、普通に道場に通っています。

学校生活でも自然と友達付合いが出来るようになりました。

1年生の入学式の時は、親と離れ離れになり大変不安な様子でしたが、顔見知りの道場のお兄さんが昇降口に迎えに来てくれた事で、スムーズに入学式に臨むことが出来ました。感謝で一杯です。

また、二人揃って道場に通っているので、お互い空手の話を通じコミュニケーションをとっているようですし、兄は弟がちゃんと出来ているか心配するようになりました。

二人とも道場での稽古を通して人との接しかたを学び、それを実践できたということが、自信につながる大きな経験になっていると思います。

空手で強くなるということも大事かも知れませんが、尚礼館道場で人間形成の基礎作りをお手伝い頂いていると感じています。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

小学4年生の保護者より

空手を始めて今年で5年目に突入しました。

始めた当初は声が小さく、型も手順を覚えるだけで精一杯。身体に馴染まず、試合では1つも旗が上がらず意気消沈した事もありました。

上達しているのだろうか…自信が無くなる時も多々ありましたが、先生方が息子の小さな変化に気付き、都度激励と丁寧な指導をしてくださっていました。

年月重ねたある試合で、息子の旗が上がった時の感動を覚えています。

試合では、勝ってもおごり高ぶらず益々の稽古を、また負けても落ち込み過ぎず次にいかせる糧にする事を気付きとして学んでおります。

温かな先生方のご指導のおかげで、継続出来、また技と共に心を育ててくださる事に感謝致しております。

本人より

今振り返ると、空手を始めた四年前の僕は声が小さかったと思います。

稽古で先輩方の型や気合いをお手本にして練習に励むうちに、自分の中で変化していきました。

試合は勿論ですが、日常的にも声が出ているなと気づきます。

また、空手の稽古では技だけでなく礼儀も身に付けられていると思います。

試合では緊張しますが、人前で堂々と演武をするという経験も、日常に良い影響があると思います。

今後も練習に励み、自分の空手を発見していきたいと思っています。